
下諏訪御柱街道トレイル2025 参戦レポート(感想編)
2025年9月6日、初開催の 下諏訪御柱街道トレイル(43km)、完走できました! ゴールタイムは 9時間52分、総合順位は 539人中446位。 制限時間ギリギリの戦いでしたが、景色も雰囲気も楽しめて大満足です。 この記事では、レース当日の様子を 写真+一言コメント と、走ってみての感覚的な振り返りをまとめます。
👉 事前に立てた作戦(preview記事)はこちら。 👉 詳細なデータ分析(analyze記事)はこちら。
📌更新情報(2025/09/19)
木道区間(八島ヶ原湿原)のダイジェスト動画(約5分・2.5倍速)を追加しました!
GPXShotで振り返るレース当日
途中で時計を誤って止めてしまい記録が分割されてしまいましたが、弊サイトのGPX変換ツールの結合機能を使って1つのGPXファイルにします。間は抜けて直線になっていますがご容赦ください。 作成したファイルを GPXShot に読み込み、写真を地図上にマッピングしました。
ルート

高低図

📍 立ち寄りポイント
1. スタート地点

これから長旅の始まりです。
2. 富士山

二ツ山への登りの途中で富士山見えました。
3. 諏訪湖

諏訪湖も見えます。
4. 二ツ山下の急登

見上げるほどの急登!気合を入れなおして登りましょう。
5. 二ツ山頂上

二ツ山頂上は木が少なく景色良いです。これから向かう方向を撮ってみました。
6. 二ツ山頂上からの富士山

こちらからも富士山きれいに見えました。
7. 三峰山下の急登

そろそろ三峰山と思ってから遠くでチラチラ見える高い山、まさかあれがと思っていたらそのまさかでした。なら登るしかない。
8. 三峰山からの諏訪湖

景色が開けると諏訪湖が見えます。このほかにも富士山、南アルプス、北アルプスが見えます。諏訪すごい。
9. きれいな雲

進む先の景色もきれいです。
10. 中山道

和田峠で中山道と交錯します
11. 鷲ヶ峰

3つの大きな登りのラストは鷲ヶ峰。こちらも景色最高です。
12. 八島ヶ原湿原を見下ろす

鷲ヶ峰から降りると八島ヶ原湿原。湿原に行くことは少ないので景色楽しみです。
13.八島ヶ原湿原

散策路のスタート地点で。
14. 木落坂

諏訪大社下社の木落坂です。御柱祭の模擬の木が置いてありました
15. 木落坂上から

ロープの手前まで行ってみましたがなかなかの急斜面
レース所感
序盤:トレイル入口まで
事前のブリーフィングや当日の案内では「ここは20分で通過してください」と説明がありました。
15分以内は正直かなり厳しいのですが、20分なら何とかなるかもしれない。
そんな気持ちで「全力で20分以内を目指す」ことにしました。
結果としては 約16分で通過。
上り坂も多くて大変でしたが、思っていた以上に身体が動き、スタート直後の壁を突破できました。
何よりも沿道からの温かい声援が心に残っています。
「頑張れー!」という声に背中を押されて、緊張感の中でも前向きに進めたのは、この大会ならではの雰囲気だと思います。
前半の大登り
最初の大登りは「少しでも貯金を作りたい、でもバテないように慎重に」という作戦でした。
実際には大きく崩れることなく進めて、全体的には順調。
脚が完全に止まる場面は少なく、想定よりもリズムよく登れた感覚があります。
第一エイドと第二エイドでは少し休みすぎてしまったのが反省点。
休憩時間が積み重なって後半のプレッシャーにつながった気がしますが、登りそのものはおおむね計画通りに進められました。
中盤の急登と仲間との励まし
中盤に待ち構える2つの急登。三峰山と第二エイドを越えたところにある鷲ヶ峰。
事前の作戦では「ここで脚を使い切る覚悟」でしたが、実際には想定よりもうまくこなせました。
三峰山の大きな登りでは、途中で一緒になった選手とおしゃべりしながら進むことができ、苦しい時間を笑いに変えるような感覚に。
鷲ヶ峰の急登も、ほかの選手と「もうちょっとだ!」と励まし合いながら登り切れました。
疲労感は確かにありましたが、登り切ったときの安堵感と一体感は忘れられません。
Amazfit T-Rex3が支えてくれた作戦遂行
今回の「中盤で出し切る」作戦に欠かせなかったのが Amazfit T-Rex3。
GPXデータから登りの距離と上昇量を解析し、スロープ情報として表示してくれます。
もちろんすべての登りが網羅されるわけではなく、「この登りは表示されていないのか!」ということもあります。
しかしトレランレースに出てくるような大きな登りは自動で解析されるため、「あとどれくらい登りが残っているのか」を視覚的に把握できます。
2026/5/5訂正
2026/04あたり?のプログラムで下りのスロープ情報も出るようになりました。 そのため、現在では残りの登りがどれだけ残っているか、は見られなくなっています(残りの登り+下りの本数はわかります)のでご注意ください。
この機能のおかげで「中盤で一度追い込み、その後の回復を待って終盤の小さな登りに備える」という戦略を立てやすくなりました。
数字だけではなく視覚的に理解できるというのは、長時間のレースで大きな助けになったと感じます。
八島ヶ原湿原と観音橋通過
八島ヶ原湿原は作戦通りリフレッシュ区間になりました。
景色を眺めながら歩行指定を守り、気持ちを切り替えられたのは大きかったです。
その後は 観音橋 という地名のポイントを通過。
ここから先の下りが、今回もっとも想定外に苦戦した区間でした。
なお、八島ヶ原湿原の木道(歩行区間)の様子を動画でアップしました。(約5分、2.5倍速) ぜひご覧ください。
苦戦した観音橋から所沢エイドまでの下り
ブリーフィング動画や当日の案内でも「苔があって滑りやすいので注意」と説明されていましたが、実際はそれ以上。
石がゴロゴロし、土壌ももろく、むき出しの土の斜面では滑落しそうな感覚で、走れるどころではありませんでした。
本来ならこの下りでペースを上げたかったのに、実際には「とにかく早歩き」で進むのが精一杯。
無理に踏ん張ったことで脚にも痛みが出始め、ペースを上げられないまま 所沢エイド(第2関門) へ。
所沢エイドから終盤へ
第2関門の 所沢エイドには、わずかに余裕を持って到着できました。
残り距離は約8km、制限時間まで1時間50分ほど。数字だけを見れば十分間に合う計算です。
ただ、この直前の下りで脚を踏ん張りすぎてしまい、すでに疲労が色濃く残っていました。
さらに最後に待ち構える150mほどの登りを考えると、「本当に間に合うのか?」という不安が強くなり、気持ちが落ち着きませんでした。
そのため、所沢エイドではあまり休む余裕もなく、やや焦り気味で再スタート。
「時間はあるはずなのに、自信が持てない」という精神的なプレッシャーを抱えながら、残り区間に向かいました。
終盤の下りとゴール
所沢エイドを出てからは、制限時間が頭から離れず、不安を抱えたまま走り続けました。
最後の登りは足の痛みをごまかしながらとにかく足を動かすことだけに集中。
そのかいあって、最後の登りはなんとかパスし、下り始めます。
以前ペースは上がりませんでしたが、水月公園を抜けて住宅街に入ったあたりで「これなら時間内にゴールできる」と確信。
その瞬間、張り詰めていた気持ちがふっと和らぎました。
痛みで重く感じていた脚も、安心感からか再び回るように。
コースは下り基調で、最後はしっかりと足を回してゴールへと向かうことができました。
ゴールラインを越えたときに湧いたのは、達成感よりもまず「安心」。
制限時間との戦いを何とか切り抜けられたことが、一番大きな喜びでした。
補給食の思い出
今回のレースでは、エイドや持参した補給食も大きな助けになりました。
特に印象に残ったのが メダリストのエナジージェル・コーヒー味。
飲んだ瞬間はしっかり苦くて、「甘い補給食ばかりの中でアクセントになって美味しい」と感じました。
エイド提供物や行動食にはなかなか「苦味」がないので、味覚のリフレッシュにも効果的。
さらにカフェイン入りなので、レース終盤の脚の痛みも少し和らいだような気がしました。
【メダリスト】エナジージェル コーヒーとはちみつ 5個セット(Amazon)大会全体の雰囲気について
初開催ということもあり不安もありましたが、運営はとても堅実で安心感がありました。
沿道やエイドでは多くの方が声をかけてくださり、温かい応援に支えられて最後まで走り切ることができました。
大会全体として、地域の雰囲気を存分に感じられる素晴らしい一日でした。
まとめ
初夏の奥信濃では登りが課題でしたが、今回はしっかり登り切れました。
一方で、今度は下りが大きな課題に。
登りと下り、どちらかに偏って苦手を抱えることが、毎回ギリギリの完走につながっているのだと思います。
それでも制限時間内の9時間52分で無事完走できたことは大きな収穫。
40km以上の距離のレースで制限時間内に完走できたのは久々なので素直に喜びたいと思います。
さらに、コース上では雄大な山々や新緑の景色が広がり、走りながら何度も足を止めた絶景に出会えました。特に大きな3つの登りを越えた頂上でのパノラマ風景は心に残る光景でした。
最後に、大会を支えてくださった運営の皆さまや、沿道で声をかけてくださった方々にも改めて感謝したいです。
