奥信濃100(50km)完走と関門 ― レース後の感覚とあの日の記憶

奥信濃100(50km)完走と関門 ― レース後の感覚とあの日の記憶

投稿日: 2025年8月8日
奥信濃10050km長野トレイルランニングレース感想
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奥信濃100の50km部門には、これまで2022年・2024年・2025年の3回出場しました。

初参加の2022年は制限時間ギリギリでどうにか完走。2024年はちょっとだけ余裕を持ってゴール。

そして今年2025年は…第2関門で無念のDNF。

この「今年も完走!」と思って挑んだ2025年大会が、GPX比較ツール compare.trackcompare.net を作るきっかけになりました。

走っているときの感覚と、実際のデータって、どれくらい違うんだろう?

せっかく時計でGPSログを取っているなら、ちゃんと比べてみよう。そう思ったんです。

今回はまず、比較に入る前に3年間の大会をざっくり振り返り、特に2025年のレース後に感じたことや条件の違いをまとめます。


大会概要(50kmの部・2025年公式情報)

  • 奥信濃100
  • 距離:50km
  • 累積標高:2,500m
  • 制限時間:10時間30分(スタート11:30/ゴール22:00)
  • 関門:2ヶ所(23km地点・33km地点)
  • コース特徴:林道、登山道、スキー場の登り下りが続くタフな設定

  • 出場履歴と条件差

    2022年(初参加)

  • 日付:2022/6/11
  • 気象条件(飯山):平均19.6℃/最高25.5℃/最低16.3℃
  • スタート時間:10:30
  • 制限時間:11時間30分(ゴール22:00)
  • 結果:完走(タイム:約11時間22分)
  • 関門通過状況
    • 第1関門(23km) 5時間55分IN
    • 第2関門(33km) 8時間00分OUT(ジャストタイムすぎてスタッフさんが並行して走りながらバナナ渡してくれました。THX)
  • レース中の印象
    • 前半の登り区間が未整備で渋滞発生、今よりペースが遅くなる条件。
    • 今は沢沿いに歩ける道も整備されているが、当時は川の中を歩いた記憶がある。ただ、それはそれで気持ちよかった。
    • 気温は今に比べると控えめだったが、最初のエイド(7km)まででかなりへばっていた。
    • その区間の通過順は最後尾で、追い上げのスタッフさんにも抜かされた(後から聞くと気づいていなかったそうですが、こちらもいっぱいいっぱいで声をかけられず…ごめんなさい)。
  • 2024年

  • 日付:2024/6/8
  • 気象条件(飯山):平均21.7℃/最高29.7℃/最低13.1℃
  • スタート時間:11:00
  • 制限時間:11時間(ゴール22:00)
  • 結果:完走(タイム:約10時間1分)
  • 関門通過状況
    • 第1関門(23km) 5時間30分IN
    • 第2関門(33km) 7時間30分OUT
  • レース中の印象
    • 前半の登り区間が整備されていて渋滞もほぼなく、予定よりも全体的に早く進むことができた
    • エイドで少し休憩もいれつつ走れてよかった
    • ゴール時は安堵感が大きかった
  • 2025年

  • 日付:2025/6/7
  • 気象条件(飯山):平均21.6℃/最高29.4℃/最低15.4℃
  • スタート時間:11:30(前年より30分遅い)
  • 制限時間:10時間30分(ゴール22:00/前年より30分短い)
  • 結果:第2関門でDNF
  • 関門通過状況
    • 第1関門(23km) 5時間IN
    • 第2関門(33km) 7時間OUT
  • レース中の印象
    • 渋滞は大きく下る箇所で発生、3箇所くらいだったかな
    • 制限時間短縮により、序盤から時間的余裕がないと感じていた(とはいえ去年と同じペースなら完走は狙える時間)
    • 制限時間が早くなるので、エイドでの休憩は控えめ
    • スタート時間の遅れに伴う気温上昇が気になった

  • スタート前の心境(2025年)

    今年は制限時間が短くなったこともあって、スタート前から少しプレッシャーを感じていました。

    2024年よりもスタートが30分遅くなり、その分会場入りから整列までの流れもやや慌ただしく、心の余裕は少なめ。

    前半はやや攻め気味のペースで行くことを決め、エイドでの休憩を最小限に抑えるために食料や水を多めに背負ってスタートしました。


    レース後の感覚(2025年)

    第1エイドまでは、ほぼ予定通りの走り。

    ところが、本格的な山に入った第1エイドから第2エイドまでの登りで徐々にペースが落ちていきます。

    さらに、第2エイドから第3エイドへ向かうカヤノ平エリアの大きな登りを完全に頭から抜けていて、うまくペースを作れませんでした。

    その結果、第2関門にわずかに間に合わず、ここでDNF。

    直後はもちろん悔しさが大きかったのですが、時間が経つにつれ「なぜこうなったのか、本当の原因を知りたい」という思いの方が強くなっていきました。


    アプリ開発へのつながり

    関門で止められた直後、まず頭に浮かんだのは「やっぱり今年は暑かったよなぁ」ということ。

    特にエイド1からの登り とても素敵な沢沿いを登っていく気持ちのいいルートなのですが、去年より暑く感じました。 前述の通り気温としては同じ条件なんですけどね。このあたりは30分スタートが遅くなった影響があるのかないのか。

    それと、スタートが30分遅くなった影響で、同じコースを先に走っている100kmの選手と合流するタイミングが去年より後ろ寄りになったのも感じました。結果的に、ペースが違う集団の中を走る時間が増えていたかもしれません。

    もちろん、最終的には自分の力不足も大きいわけですが、「感覚ではこうだった」というのと「本当の原因」は別かもしれない。

    そこで思ったんです。去年と今年のGPXを並べて比べたら、感覚と現実の差が見えてくるんじゃないか? そんな考えから、compare.trackcompare.net の開発を始めました。


    こうして振り返ってみると、年ごとに気象条件やスタート時間、コース整備状況など、いくつもの違いがあることが分かります。 ただ、それらが実際のタイムやペースにどう影響したのかは、この時点ではまだ見えてきません。

    そこで次回は、2024年と2025年のGPXデータを重ねて比較し、 「感覚」と「現実」のギャップをデータで確かめてみます。


    [関連リンク]

    奥信濃100(50km)関門ごとの通過時間比較(分析編)(https://trackcompare.net/blog/post/okushinano-50km-2024-2025-compare

    TrackCompareについて(https://trackcompare.net/blog/post/gpx-compare-howto


    2025年・レース終盤の一コマ

    レース終盤、もう関門アウトが見えてきた頃。

    「最後のご褒美!」と思って持ってきたお気に入りのお菓子を口に入れたんですが…

    喉がカラカラすぎて全然飲み込めない!

    普段食べるとめちゃくちゃ美味しいんですけどね。今後は自宅で美味しくいただきたいと思います。